8月25日に実施したセミナーの後半部分では、創業当初に付き合うべき金融機関について話し、そのあと私の信用金庫時代の先輩で現在は起業家として頑張っている方に体験談を話してもらいました。今日はそのことについて書いていきたいと思います。
この写真は浜松フルーツパークという公園を撮ったものです。
一昨日の日曜日、娘と朝ゆっくりの時に見ているNHK教育の「えいごであそぼ」のケボとモッチが遊んでいる公園(パイナップルの滑り台など大きなフルーツの形の乗り物が公園にいっぱい)が気になっていたので、思い切って行ってしまいました。東京からの車での日帰りは少ししんどかったですが、行ってよかったです。
さて、前回、前々回のブログでふれた創業当初の資金調達セミナーの後半ですが、国民生活金融公庫ではなく信用保証協会の創業融資を申し込む際に選ぶべき金融機関、創業当初に付き合うべき金融機関について話しました。
創業当初の零細企業が付き合うべき金融機関については、以前にも何度かふれましたが、私がかつて勤めていたから言うわけでもないのですが、起業した場所から最も近く地域密着性の高い信用金庫がダントツお勧めです。というかこれ以外にはよほどのつながりでもない限り、大手都市銀行での取引は考えられません。
創業前後の起業家には都市銀行が残念ながらとても冷たい実情は過去のブログでもふれてきました。(設立登記の落とし穴①、②、③をご参照ください。新会社法の施行でこのブログに書いたような理不尽、不都合はとりあえずなくなりました)
都市銀行ですと信用保証協会の創業支援融資の申込を受け付けてくれないケースや受け付けても時間がかかってしまうケース、口座のある支店と管轄が違うケースなどがあります。創業当初にぶつかった資金調達の壁がさらに高くなってしまい、ストレスで悶々といったことにもなりかねません。
これが地域密着の信用金庫だったらどうでしょう?
もし、むげにお客様の融資相談を断ったとしたら「あの信用金庫の○○という担当者はとても冷たい」などの悪い評判が担当地域に広がってしまうかもしれません。また、私も経験があるので分かることですが、地域を担当しているので気まずい関係になったあともまたそのお客様とすれ違い、バツが悪そうにお互い会釈で挨拶というのは結構苦痛でした(笑)
とくに苦痛だった時期が続き逃げ出したくなることも当時ありました→手形割引の失敗談をご参照ください。
そんな理由もあり、地域密着の信用金庫の場合は融資の可否はもちろん本人次第ではありますが、とても親身に相談に応じてくれます。また、信用金庫の担当者には多くの場合純新規貸出という新しいお客様に対する新規融資のノルマが与えられており、その部分でも親身に対応してくれる理由があります。
また信用金庫の元々の原則として小口融資に特化していることからも創業当初の資金調達を相談すべき金融機関は地域専門金融機関である信用金庫がお勧めです。
セミナーの最後には昨年までは融資の相談を受ける立場だった信用金庫時代の先輩に体験談を話してもらいました。
今年起業し国民生活金融公庫、信用保証協会付の融資を申し込んだそうですが、普通預金の口座開設は事務所から少し離れてはいるけれど地域密着の信用金庫を選びとても満足しているとのことでした。
また融資の申込に際しての折衝方法や実際に添付書類として使用した資金繰り表は分かりやすく、セミナーを受講した方々にも好評でした。
今後もいろんな形で創業前後の方向けのセミナーを随時実施していく予定です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。