先日あるお客様が某メガバンクから融資を申し込むに際して、ある条件をつけられた上で融資を受けることになりました。果たしてこれがいいことなのか私には疑問でした。今日はそのことについて書いていきます。
先日、ある銀行が金利スワップ商品を融資に関連つけて販売した件で行政処分を受けました。
私のお客様でも約4年前にその商品の購入を勧められ、相談されたことがあります。
私が見ても正直よく分からない資料で元都市銀行の資金調達こコンサルタントに意見を聞いたところ、百害あって一利なしとのことでその説明を月初にするのでとアポイントを入れました。
ところが月末にその銀行の担当者が半ば脅迫的に今後の融資条件を絡めてきたので、泣く泣く契約してしまったとのことでした。
今回あるお客様の融資に付随した件があり、その銀行の一件を思い出しました。
そのお客様がメインである某メガバンクから融資を受けるに際してある条件をつけられました。
そのお客様の内部の状況を改革するために某メガバンクの関連会社であるコンサルティング会社のコンサルを受けることが条件だそうです。約1ヵ月半のコンサルティングで1000万円強のフィーの支払いが必要になるコンサルです。
そのコンサルティングフィーも今回の融資申込み額に加算してよいという条件だそうです。
長年のメイン銀行であり断ることができず、やむなくその条件を飲むことになりました。
ここ数日、経理にかかわる従業員のところにもそのコンサルティング会社の担当が来て、難解な専門用語を使って質問してきたりして嫌な感じだそうです。
この取引を見てかつてブログでも書きましたが(保販の窓販の裏側で④をご参照ください)、銀行の優越的な立場を利用した圧力を垣間見ました。
もちろん融資を行う側としては経営に関して注視しなければいけないところですが、フィーが発生する関連会社へのお金を含めた融資、それが条件というのは適切なのでしょうか?
私はこの某メガバンクに計り知れない憤りを感じています。
このブログを書いている今、外は雨が降っていますが金融機関には適切な傘を中小企業にさしてあげるようお願いしたいものです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。