今回紹介するのは、訪日観光客への手ぶら観光補助事業です。
外国人観光客へのおもてなしにつながる助成金です。
手ぶら観光補助事業
現状、外国人による訪日旅行は個人によるものが多数であり、その多くは自分で大きな荷物を持って日本国内を移動しています。訪日外国人旅行者の利便性の向上、観光立国の推進をはかるため、国土交通省では2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、訪日外国人旅行者が日本の宅配運送サービスを利用し、手ぶらで観光できる環境を定着させるための検討を平成25年度より物流及び旅行関係の団体・機関とともに進めております。
【手ぶら観光補助とは?】
2020東京オリンピックに向けての訪日外国人観光客の増加に伴い、大きな手荷物を持ったまま移動する不便を解消するおもてなしとして、条件を満たした事業者に対して、手荷物カウンターの整備、多言語対応の案内標識の設置、保管スペースの設置に経費の補助をするものです。
【支援対象条件】
- 手ぶら観光ロゴマークの認定を受けた事業者や団体、または認定される見込みがある事業者や団体
- 翻訳アプリの活用を含め最低限、英語での案内が可能であること。
- 利用料金の料金体制を最低限、英語表記していること。英語以外にも多言語対応していると外国人観光客には便利です。
- スーツケースやお土産品を一時預かり、又は配送のいずれかが可能であること。免税店ではお土産品のみの取り扱いでも可能です。
- 配送業務においては、宿泊施設、空港などへの当日配送、又は翌日配送が可能であること。委託契約で運送事業者と契約している場合でも可能です。
- スーツケースやお土産品の取り扱いに対する補償内容を分かりやすく案内掲示していること。
【手ぶら観光共通ロゴマークの効果】
手ぶら観光のロゴマークを掲示案内することで、訪日外国人観光客に対応している受付カウンターとの識別性を向上させられます。
外国人観光客の利便性を高め、情報発信を行うことを目的としています。
快適な日本観光旅行を過ごしてもらうおもてなしでインバウンド効果を高めます。
訪日外国人観光客のリピーターの獲得があげられます。
経済的かつ効果的な構築が可能となり、混雑の緩和・受付時間の短縮が期待できます。
【支援内容】
手ぶら観光カウンターの開設改修にかかる費用・荷物保管用ラック・平面ディスプレイを用いた多言語デジタルサイネージ・手ぶら観光のカウンター場所を案内する看板・放送案内・ホームページ作成経費など、人件費を除いた経費に対して、国土交通省が対象経費の3分の1以内を補助してくれます。
【応募受付期間】
平成31年度補助事業の募集期間として締め切りが延長されています。
令和元年12月20までの応募受付となっています。
【手ぶら観光補助事業の申請】
要望書様式の要望書・手ぶらカウンター内観外・外観、改修・補修をする個所の写真、手ぶら観光ロゴマークの使用承認書か誓約書・設計図や図面、手ぶら観光受付カウンターが分かる場所の地図や案内標識を設置する場所を記載した地図、補助対象費の算出・概要が分かる複数の業者からの見積書などを地方運輸局物流課に提出します。
国土交通省で審査後、交付申請の提出・交付決定通知後に完了実績報告書や支払請求書提出の流れになります。
国土交通省総合政策局物流政策課企画室東、丸山
電話 :03-5253-8111(内線25-402)
直通 :03-5253-8799
ファックス :03-5253-1559
国土交通省観光庁外客受入参事官室山口、村山、井置、梅山
電話 :03-5253-8111
直通 :03-5253-8972
ファックス :03-5253-8123