特定求職者雇用開発助成金*特定就職困難者コース


先日の台風の過ぎたあとは、関東でも異常な暑さ。一方で未だに停電している地域や、大きな被害に合われている方もいらっしゃるっと思います。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

体調にくれぐれもお気をつけて。

今回は、弊社でのセミナーでもお話させていただいている助成金です。

特定求職者雇用開発助成金*特定就職困難者コース

【特定求職者雇用開発助成金とは】

特定求職者雇用開発助成金は、国の定める要件を満たした労働者を新規で雇用する事業主に対する支援策として、助成金の支給が行われる助成制度のことです。

特定求職者雇用開発助成金には、特定就職困難者コースを初め、生涯現役コース、被災者雇用開発コース、発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース、三年以内既卒者等採用定着コース、障害者初回雇用コース、安定雇用実現コース、生活保護受給者等雇用開発コースなど、さまざまな制度が設けられています。

【特定就職困難者コースとは】

特定就職困難者コースコースとはいわゆる就職困難者(年齢層が高い者や障害を持つ者、母子家庭の母親など)を、ハローワークの紹介を介して雇用保険の加入対象者として継続雇用する事業者を支援するために打ち出された助成制度です。

https://www.mhlw.go.jp/content/000497182.pdf

(厚生労働省)

支給対象となる要件

この助成制度を受けるためには、次の要件すべてを満たさなければなりません。

1.ハローワークや民間の職業紹介事業者等の紹介により雇用すること

2.雇用保険被保険者として雇用し、継続雇用することが確実だと認められること。

3.雇用保険適用事業所の事業主であること

4.支給のための審査に協力すること

①支給・不支給決定のための審査に必要な書類等を整備・保管していること

②支給・不支給決定のための審査に必要な書類等の提出を労働局等から求められた場合に応じること

③管轄労働局等の実地調査を受け入れること 等

5.申請期間内に申請を行うこと

 

支給額

特定就職困難者コースの支給額は、対象となる労働者の雇用形態や事業規模に応じて、次のような金額になります。また、区分されている「短時間労働者」とは、一週間あたりの所定労働時間が20時間以上~30時間未満の労働者のことです。

なお、(  )内の金額は中小企業を除く企業に対する支給額や期間です。

 

【短時間労働者以外の場合】

対象労働者

支給額助成対象期間

支給対象期ごとの支給額

高年齢者(60歳以上~65歳未満)、母子家庭の母親60(50)万円1年30万円×2期
(25万円×2期)
身体・知的障害者120(50)万円2年(1年)30万円×4期
(25万円×2期)
重度障害者等(重度障害者、45歳以上の障害者、精神障害者)240(100)万円3年(1年6ヶ月)40万円×6期
(33万円×3期)
※3期のみ34万円の支給

【短時間労働者の場合】

対象労働者支給額助成対象期間支給対象期ごとの支給額
高年齢者(60歳以上~65歳未満)、母子家庭の母親40(30)万円1年20万円×2期
(15万円×2期)
障害者80(30)万円2年(1年)20万円×4期
(15万円×2期)

なお、対象となる労働者は、雇用日当日の満年齢が65歳未満の者をいいます。

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