4月1日より、多くの労働関係助成金で「生産性要件」が設定されます。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000159250.pdf
生産性の伸び率が「生産性要件」を満たした場合は助成の割増を行います。
助成金の支給申請等を行う直近の会計年度における「生産性」がその3年前
に比べて6%以上伸びていることが要件です。
生産性は、営業利益+人件費+減価償却費+動産・不動産賃借料+租税公課を
雇用保険被保険者数で割って計算します。
3年で生産性6%以上伸ばすバーが高いのか、低いのか正直よく分かりません。
ただ、全ての業種で一律なのはおかしいのではないでしょうか?
業種ごとに伸び率を設定したほうがいいと思います。
要件を満たした場合の割増は、だいたい元の金額の120%程度です。
キャリアアップ助成金の正社員化コースで、有期から正規に転換した場合は
通常1人当たり57万円ですが、生産性要件を満たせば72万円になります。
キャリアアップ助成金は今後も拡充が見込まれます。
うまく活用して生産性の向上を図りましょう。
前にも書きましたが、生産性を向上させたら割増給付するのではなく
生産性を向上させるための施策を打ってほしいと思います。