「ものづくり補助金」秋募集開始!!


11月14日(月)夕方、「ものづくり補助金」の
秋公募の開始アナウンスと概要発表がありました。

募集要項や申請様式は下記からダウンロードできます。
(代表して東京事務局の要項・様式のページをご案内しますが、
 応募は申請企業がある都道府県ごとに異なります)
http://www.tokyochuokai.or.jp/flash/1321-2016-11-14-06-42-38.html

ポイントは、下記3点です。

☆事業期間にはゆとりが持たれました。
 応募締切は【来年1/17】、
 事業期間は【最長来年12/29まで】です。

☆補助上限額の3倍増額はかなり厳しいです。

☆加点要素が増えています。
 そのため申請書本体の出来が良かったとしても
 加点要素ゼロの会社はかなり不利になりそうです。

以下、各申請タイプについて概要をまとめました。

1.ものづくり補助金秋公募(一般型)

正式名称:平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金(一般型)

対象事業:試作品開発or新サービス開発or生産プロセスの革新を行い、
付加価値を向上する事業

対象経費:機械装置費(システム開発外注費も機械装置費と扱われる)
/技術導入費/運搬費/専門家経費

助成額:対象費用の2/3(上限1000万円)

提出〆切:平成29年1月17日(※発表3月末)

事業期間:交付決定日(4月頃)~12月29日

特記事項:設備投資が必須。

こんな会社が対象/注意事項

対象

来春以降設備投資を伴う新製品やサービスの開発や
生産プロセスの革新を新たに行う予定がある会社。

注意すべきポイント

▼機械装置費の計上(機械設備の購入/システム開発の外注)が必須。

▼来年、賃上げと雇用維持を実施すれば金額が最大
3000万円まで増加。ただし条件が非常に厳しい。

▼給与支給総額が増加中・TPP加盟国への進出、
経営力向上計画の申請・ITの利活用等を
実施している企業は審査で優遇される。

▼外注・委託費や人件費を対象費用にできない。

2. ものづくり補助金秋公募(小規模型)

正式名称:平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金(小規模型)

対象事業:試作品開発or新サービス開発or生産プロセスの革新を行い、
     付加価値を向上する事業

対象経費:機械装置費/技術導入費/運搬費/専門家経費
原材料費/外注費/委託費/知財費/クラウド費

助成額:対象費用の2/3(上限500万円)

提出〆切:平成29年1月17日(※発表3月末)

事業期間:交付決定日(4月頃)~11月30日

特記事項:外注費&委託費は総経費の1/2 まで

こんな会社が対象/注意事項

対象

来春以降外注を活用して新製品やサービスの開発や
生産プロセスの革新を新たに行う予定がある会社。

注意すべきポイント

▼外注・委託費の利用が可能な代わり(ただし経費
全体の半分まで)に上限額が下がるコース。

▼来年、賃上げと雇用維持を実施すれば用途が最大
1500万円まで増加。ただし条件厳しい。

▼給与支給総額が増加中・TPP加盟国への進出、
IT活用進出、等を実施する企業や、
小規模企業者は審査で優遇される。

▼他のコースより事業期間が1月短い。

3.ものづくり補助金秋公募(第四次産業革命型)

正式名称:平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金(第四次産業革命型)

対象事業:試作品開発or新サービス開発or生産プロセスの革新を行い、付加価値を向上する事業
対象経費:機械装置費(システム開発外注費も機械装置費と扱われる)
     /技術導入費/運搬費/専門家経費

助成額:対象費用の2/3(上限3000万円)

提出〆切:平成29年1月17日(※発表3月末)

事業期間:交付決定日(4月頃)~12月29日

特記事項:設備投資が必須

こんな会社が対象/注意事項

対象

来春以降設備投資を伴う新製品やサービスの開発や
生産プロセスの革新を新たに行う予定がある会社。

注意すべきポイント

▼IoT活用(ビッグデータを用いた監視・保守・
制御・分析)を伴う計画で上限額が増えるコース。

▼春募集では認められた最新モデル機器の導入での
上限額増加は秋募集では利用不可。

▼給与支給総額が増加中・TPP加盟国への進出、
経営力向上計画の申請・ITの利活用、等を
実施している企業は審査で優遇される。

▼外注・委託費や人件費を対象費用にできない。

弊社中小企業診断士が募集要領70ページを上記の通り
まとめたものですのでご活用ください。

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