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独立開業時の事業計画書お勧めのフォーマット
独立開業時に書きたい事業計画書、どんな事業計画書がお勧めかと言うと、まずは自分の思いをきちんと書面に残すことが大事なのでなんでもいい、もっと言ってしまえばワードに箇条書きでもいいからまずは書きましょうというところなのですが、それでは当ブログの意味をなさないのでお伝えすると、「事業計画書 ひな形」とか「事業計画書 テンプレート」と検索すればお好みの事業計画書があるかと思います。
私がお勧めする事業計画書は「平成24年度創業補助金事業計画書」です。
弊社主催のセミナーに参加いただいた方にはこの事業計画書を加工修正したフォーマットをお渡ししています。
独立開業時の事業計画書項目別の書き方
この独立開業時に書きたい事業計画書の各項目ですが、創業補助金等主な補助金の募集が始まった時に応募しやすい体裁での書き方につい簡潔にお伝えします。
1.事業のテーマと計画の骨子
多くの補助金に共通しているのですが、独創性やターゲットが伝わるテーマで30文字程度のテーマを記載するといいかと思います。また後発で起業することもあるので、今後自身が展開する事業が同業他社と何が違うのかという差別化という意味でもここは考えてテーマ設定してください。
2.事業の内容と計画の骨子
上記30文字程度のテーマの詳細を100文字くらいで記述します。
3.事業の内容
提供する商品・サービスの内容が一読してイメージできるように記載します。
ビジネスモデル図なども合わせて挿入しておくとより相手に伝わりやすい事業計画書になります。
4.製品サービスの独創性
同業他社と比べて明確な差別ポイントを書きます。比較表等挿入する形で一目してわかるように記述するといいかと思います。
4.市場の特性と市場規模
「自身が展開する事業がどれくらいの市場があるかよくわかりません。でもかなりの市場なので独立開業することにしました。」では全く説得力がありません。
ターゲットとする市場の根拠・出展を記入します。
例えば「平成26年度厚生労働省〇〇統計によると、独立開業後に展開する△△事業は□□億円の市場があり、その中で弊社がターゲットとする地域・マーケットは〇〇億円ほどが見込めてシェア◇%程度が望めるので◆◆万円の売り上げを確保できる見込みがあるので独立開業するものです」と記述すれば説得力が高まります。
展開する事業の市場データとして省庁のデータやシンクタンク会社が公表しているデータなどを記載して自身の事業の可能性に言及するといいと思います。
5.創業する動機・きっかけや将来の展望
独立開業するきっかけや思いが事業計画書の内容としっかりつながっているように記入してください。
6.向こう3年間のスケジュール
商品やサービスを発展させる展開や雇い入れる人材の雇用・教育体制など項目別にどのようなステップで事業を成長させるかを記入します。
7.売上・利益等の計画
補助金の申請的に言えば「1年目赤字 2年目トントン 3年目軌道化により黒字」という記述が受けがいいですが、現時点でしっかり売上が見えていて黒字確保の見込みであればその通りの記述でもちろん構いません。
8.創業する事業の知識、経験、人脈、熱意
当該事業についての知識や経験についてしっかり関連付けて書くとともに、人脈については協力者の名前や会社名を明記することで明確化具体化するのでいいかと思います。そしてしっかりやり遂げるという熱意についても記述されるとより力強い事業計画書になると思います。
9.価格設定、販売促進活動
提供するサービスや製品の値決めの根拠、単価や数量を具体的に記述し妥当な収益計画となるよう書きましょう。
販売促進活動についても独立開業当初の顧客開拓について、前職の顧客や人脈なのかセミナーや展示会での顧客開拓なのか、フェイスブックなどのSNSの活用なのか、どのように顧客を開拓していくのかをしっかりイメージ付くように記述するといいと思います。
10.資金調達方法
創業当初にかかる設備資金・運転資金と不足部分の調達方法について、日本政策金融公庫から調達するのか信用保証協会の保証を付けた銀行や信用金庫からの融資を利用するのか、親や兄弟から借りるのかを記載します。
また設備については具体的な品目や品番、人件費等については積算根拠等記すとより具体性が見えるので踏み込んで記入しましょう。
以上簡潔ではありますが、現在弊社で推奨している独立開業当初の事業計画書のフォーマット各項目についての記入の仕方になります。
さらに深い話や補助金・融資獲得を踏まえた話については東京セミナーや横浜セミナーでお伝えしていますので興味のある方はぜひセミナーにお越しください。