零細企業を応援しています。
社会保険労務士の私の妻は1歳5ヶ月になる娘の育児をしながら、もともとの開業先の仙台と東京を月に1~2回往復して業務をこなしています。(もちろん小生もお手伝いしてますよ)
弊社のコンサルティング業務への貢献度も当然ながら大でこの場を借りて改めて感謝・感謝でございます。
仙台の方の顧問先は共働き率が非常に高く、顧問先や従業員から育児休業についての悩み・相談を受けることがとても多いそうです。社会保険労務士という立場以外に、とても特殊な状況での育児と仕事の両立をしていることもあり説得力のある回答・対策の提案をしています。
昨日厚生労働省より新たな子育て支援策として育児休業取得を実施した中小企業に助成金を支給する旨発表されました。
従業員が100人未満でこれまで育児休業の取得者がいない中小企業に対し、初めての取得者が職場復帰した際には約100万円、2人目には約60万円の助成金を支給し、育休の取りやすい職場環境に変える狙いだそうで、来年度予算で概算要求し5年間に限って集中的な支援をするとのことです。
昨年末に策定された政府の少子化対策「ども・子育て応援プラン」の育休取得目標として女性80%・男性10%となっていて、ちなみに2004年度の育休取得率は女性70.6%(2002年度64%)、男性0.56%(同0.33%)で徐々に高まりは見せているものの従業員別での女性の取得率では100人以上の規模では8割超に対し、30~99人は69.5%、5~29人は60.2%と6割台にとどまるとのことです。
従業員100人未満の事業所は全体の97%を占め、全従業員の75%が働いており、育休社員の前例がないことおよび育休社員を抱えることへの負担感を払拭するために積極的な経済支援に動きました。
支給対象は就業規則に育児休業の規定を設けた企業で、初の育休取得者と2人目までで、男女を問わずパート社員にも認めています。半年以上の休業で職場への復帰後に企業が申請します。
男性社員も取得可能で、弊社でも現在子作りに励んでいるT君に育児休業を取得させるべく画策中です(笑)
いずれにせよ女性社員比率が高い中小零細企業には朗報なのは間違いないところでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。