今回はUIJターンする方を雇い入れた起業へ支援される助成金。
今、地方のほうへ移住して仕事をする方もいらっしゃいますね。
地方の活性化にも繋がるこの助成金。
是非検討されてみてはいかがでしょうか。
中途採用等支援助成金*UIJターンコース
【中途採用等支援助成金とは】
中途採用等支援助成金は、地方への移住を奨励するために打ち出された助成制度です。具体的には、人口の多い東京圏から地方へ移住する者を採用する事業主に対して経費を助成する制度です。
中途採用等支援助成金には、中途採用拡大コースとUIJターンコース、生涯現役起業支援コースの3種類の制度が設けられています。
【UIJターンコースとは】
UIJターンとは、
Uターン(地方⇒都市部⇒地方へ移住する)
Iターン(地方⇒都市部、都市部⇒地方へ移住する)
Jターン(地方⇒大都市⇒中規模の都市へ移住する)の総称です。
UIJターンコースとは、移住によって東京都市圏からやってきた者を雇用した事業主が受けることのできる助成制度です。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/ri-hu.pdf
(厚生労働省)
【対象となる労働者とは】
「UIJターンコース」の対象となる労働者は、次の要件すべてに該当する者でなければなりません。
1.東京圏からの移住者である
(地方公共団体が移住・マッチング支援事業として行う「支援移住支援金」の受給者で新規学卒者を除く者)
2.地方創生推進交付金(移住・起業・就業タイプ)を活用した上で、地方公共団体が開設・運営するマッチングサイトに掲載された事業主の求人に応募しており、計画期間中に雇用された者
3.雇用された当初より、雇用保険の一般被保険者又は高年齢被保険者として雇われている者
4.確実に継続雇用する労働者として雇われている者
(対象労働者の年齢が原則65歳以上に達するまで継続雇用し、かつ雇用期間が継続して1年以上である者)
【支給対象となる経費部分とは】
UIJターンコースの対象となる経費は、次のいずれかに該当する内容になります。
1.募集・採用パンフレット、自社ホームページなどの作成にかかった経費
2.就職説明会等を実施するにあたりかかった経費
(出展料、会場借料、採用担当者の旅費・宿泊費、使用資料の作成・印刷・送料費用など)
ただし、自社ホームページの作成経費や就職説明会などの実施経費のうち、採用担当者の旅
費・宿泊費にはそれぞれ上限額があるため、注意が必要です。
また、次の内容は経費部分からは除外されます。
1.民間有料職業紹介事業の利用料
2.求人情報誌や求人情報サイトへの掲載料
3.求人掲載支援サービス(コンサルティング)利用料 など
【支給額】
早期雇入れ支援コースの支給額は、支給対象となる経費部分に以下の助成率を乗じた金額になります。
助成率 | 上限額 | |
中小企業 | 2分の1 | 100万円 |
中小企業以外 | 3分の1 | 100万円 |
なお、以下の費用には次の通り上限額が設けられています。
対象経費 | 上限額 |
自社ホームページの作成に要した費用 | 30万円(中小企業は20万円) |
就職説明会等の実施に要した費用のうち採用担当者の交通費 | 鉄道料金、船賃、航空賃、車賃の合計額 (国家公務員の旅費に関する法律により算出される額) |
就職説明会等の実施に要した費用のうち採用担当者の宿泊費 | 1人1泊8,700円 |