週末の暑さには参った方も多かったのではないでしょうか。
暑さに慣れていない初夏の真夏日は、体が付いていかず熱中症などになる確率も上がります。少しずつ変化して身体に慣らして欲しいものです。
仕事も、訓練を行うことで身体や頭が慣れ、効率アップやモチベーションアップにも繋がります。
今回は職業訓練の計画、実施で支給される助成金の紹介です。
人材開発関係の助成金*特別育成訓練コース
【特別育成訓練コースとは】
有期契約労働者等に職業訓練を行う事業主に助成します。
有期契約労働者等の職業能力開発を通じたキャリアアップを目的としています。
対象労働者に対し、「職業訓練計画の認定」と「職業訓練の実施」を実施した場合に受給できます。
【対象労働者】
次の1~4のいずれかに該当する労働者です。
- 一般職業訓練を実施する事業主に、従来から雇用されている有期契約労働者等または新たに雇入れられた有期契約労働者等。
- 有期実習型訓練を実施する事業主に、従来から雇用されている有期契約労働者等または新たに雇入れられた有期雇用労働者等。
- 紹介予定派遣に係る派遣労働者として、有期実習型訓練を実施する派遣元事業主に雇用され、派遣先事業主の指揮命令監督下で労働する労働者等。
- 中小企業等担い手育成訓練を実施する事業主に、新たに雇入れられた有期契約労働者等。
■職業訓練計画の認定
対象労働者に対し、次の①~③の要件に該当する「職業訓練計画」を作成して、管轄の労働局長の認定を受けること。
訓練内容は、「一般職業訓練」、「有期実習型訓練(Off-JTと OJT)」、「中小企業等担い手育成訓練(Off-JTと OJT)」であること。
1.「一般職業訓練」の場合、次の要件を満たしていること。
・通信制の職業訓練の場合、一般教育訓練給付指定講座であることなど。
・1コースあたり20時間以上かつ1年間以内の職業訓練であること。
2.「有期実習型訓練」の場合、次の要件を満たしていること。
・総訓練時間数が6カ月あたり時間数に換算して425時間以上であること。
・訓練終了後にジョブ・カード、企業実習・OJT用により職業能力の評価をすることな ど。
・総訓練時間に占めるOJTの割合が1割以上9割以下であること。
・実施期間3カ月以上6カ月以下の訓練であること。
3.「中小企業等担い手育成訓練」の場合、次の要件を満たしていること。
・企業でのOJTと支援団体で行われるOff-JT効果的に組み合わせて実施する訓練であること。
・総訓練時間に占めるOJTの割合が1割以上9割以下であること。
・職業訓練の指導および能力評価に係る担当者および責任者が選任されていることなど。
・実施期間3年以下の訓練であること。
■職業訓練の実施
「職業訓練計画」に基づき、対象労働者に対する職業訓練を実施し、対象労働者に対して訓練期間の賃金を支払うこと。
【支給額】
訓練の種類 | 助成対象 | 支給額 |
Off-JT | 賃金助成 | 1時間あたり、760円。 生産性の向上が認められる場合、960円。 |
訓練経費助成 | Off-JTの訓練時間数に応じた次の金額 1.一般職業訓練、有期実習型訓練 100時間未満 10万円 100時間以上200時間未満 20万円 200時間以上 30万円
2.一般職業訓練のうち中長期的キャリア形成訓練の場合。または有期実習型訓練終了後に正規雇用労働者等に転換された場合。 100時間未満 15万円 100時間以上200時間未満 30万円 200時間以上 50万円 | |
OJT | 訓練実施助成 | 1時間あたり、760円。 生産性の向上が認められる場合、960円。 |